新型コロナウイルスの流行に伴って、社会全体でリモートワークが推進されるようになりました。
しかし、推進状況にはそれぞれの業界で格差があるのが実情です。
その中でも、特にIT業界はリモートワークの普及がかなり順調に進んでいると言われています。
これは実際のデータでも明らかで、2021年秋のデータによるとIT業界全体のリモートワークやテレワークの実施率は、78.1%でした。
例えば、金融・保険・不動産業の44.5%と比較しても圧倒的に高い数字で、全体平均の32.2%の倍以上の普及率となっています。
また、地域間の差にも反映されているようです。
同じデータを見てみると、東京都の普及率は55.2%と非常に高い水準を叩き出しています。
これも、テレワークやリモートワークの普及が進んでいる、IT業界や金融業界といった業界が多いのが理由の一つです。
こうした現状から、IT業界はリモートワークを導入しやすく、しかもメリットが大きいことが見えてきます。
メールやオンライン会議などで十分作業がこなせるうえ、離れたスタッフ同士の共同作業もクラウド上でスムーズに行うことが可能です。
エンジニアの仕事はリモートワークしやすい環境にあり、むしろIT業界全体がリモートワークの方が効率良く作業できる特徴を持っていると言えるでしょう。
すると、地方に住んでいながら東京のIT企業の案件を担当することもできるようになります。
より幅広く、良い仕事を獲得できるチャンスが得られるメリットがあるのです。
デメリットよりもメリットの方が多いからこそ、普及がどんどん進んでいるのでしょう。